北ミサイル “融和政策”韓国・文大統領の対応は?[2017/05/14 11:53]

 北朝鮮のミサイル発射は、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任してから初めてです。北朝鮮に対し、融和政策を掲げる文大統領はどう対応するのでしょうか。ソウルから報告です。

 (西村香織記者報告)
 文大統領は就任早々、北朝鮮という難しい課題を突き付けられ、その手腕が問われます。国家安全保障会議を緊急招集した文大統領は、北朝鮮を強く非難しました。文大統領は、「北朝鮮が判断を誤らないよう、挑発には断固、対応すべきだ」と強い態度を示しました。北朝鮮との対話の可能性を公言している文大統領ですが、「対話するにしても北朝鮮の態度に変化があってこそできる」と強調しました。北朝鮮による今回の発射は、核・ミサイル開発を続けていくという強い意志の表れとみられます。また、すでに開催の調整に入っている初の米韓首脳会談を牽制(けんせい)する狙いもあるとみられます。

こちらも読まれています