中国「一帯一路」サミット開催 習氏が必要性を強調[2017/05/14 11:54]

 北京では14日、中国が提唱する陸と海の経済圏「一帯一路」について話し合う初めての国際会議が始まりました。

 (前田輔記者報告)
 開幕式では、中国の習近平国家主席が「世界経済の成長には新たな力が必要だ」と一帯一路構想の必要性を強調しました。
 中国・習近平国家主席:「一帯一路の建設は平和安定の環境が欠かせない。我々はウィンウィンを核心とする新型国際関係の構築をすべきだ」
 また、習主席は、一帯一路に投資をするためのシルクロード基金に対し、日本円で1兆5000億円以上を投入すると発表しました。中国からヨーロッパへ延びる経済圏「一帯一路」は、中国が政治と経済の両面で世界的に影響力を強める狙いがあるのではないかという警戒感もあります。しかし、習主席は「対抗するものではなく、対話するパートナー関係を作っていく」としています。
 一方、14日朝、弾道ミサイルを発射した北朝鮮を念頭に、開幕式に出席したプーチン大統領は「すべての武力行使とお互いの批判をやめるべきだ」と発言しています。会議には北朝鮮の代表が出席していますが、今回の発射については今のところ発言はしていません。

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