世界的なサイバー攻撃 北朝鮮が関与の可能性[2017/05/16 16:54]

 世界中で被害が広がっているサイバー攻撃について、アメリカとロシアの企業は、北朝鮮による関与の可能性を調査していると明らかにしました。

 ロイター通信によりますと、アメリカのセキュリティー会社「シマンテック社」とロシアの「カスペルスキー社」がサイバー攻撃に北朝鮮が関与している可能性について調査しているとしています。今回のサイバー攻撃で使用されている「身代金要求型ウイルス」いわゆるランサムウェアにあるいくつかのコードが、北朝鮮が運営しているとされるハッカー集団「ラザルス」のプログラムのなかにも見られるということです。一方、今回のサイバー攻撃の技術は、アメリカのNSA(国家安全保障局)から流出したと指摘されていますが、サイバー問題を担当するボッサード大統領補佐官はこれを否定しました。そのうえで、補佐官は民間企業や関係国と協力して解決に全力を挙げると強調しました。

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