APEC(アジア太平洋経済協力会議)の貿易担当相会合に出席したアメリカのライトハイザー通商代表は、記者会見で「アメリカがTPP(環太平洋経済連携協定)に復帰することはない」と明言しました。
アメリカ、ライトハイザー通商代表:「アメリカはTPPから離脱した。その立場が変わることはない」
ライトハイザー氏はこのように述べたうえで、「TPPはアメリカの国益にならない」などと強調しました。ただ、APECの参加国の地域から背を向けるつもりはないとしたうえで、今後、二国間での貿易交渉を進めていく意向を示しました。一方、貿易担当相会合の終了後に発表された議長声明では、「あらゆる形態の保護主義に対抗する決意を再確認する」という文言が盛り込まれました。
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