死者170人超える 比ミンダナオ島の戦闘激化[2017/06/01 21:04]

 戒厳令が出されているフィリピンのミンダナオ島での政府軍とイスラム武装勢力の戦闘による死者は170人を超えました。

 ミンダナオ島のマラウィで先月23日、政府軍とイスラム武装勢力との戦闘が発生し、ドゥテルテ大統領は、ミンダナオ島全土と周辺の島に戒厳令を出しました。フィリピン軍によりますと、戦闘による死者は、これまでに170人以上となり、このうち武装勢力側の死者は120人に上るということです。また、武装勢力側にはマレーシアやインドネシアのほか、サウジアラビアやイエメンなどの戦闘員が含まれていたということです。武装勢力側は過激派組織「イスラム国」に忠誠を示しているグループで、戦闘には複数の「イスラム国」の外国人戦闘員が参加しているとみられています。

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