テスラCEO「トランプ大統領の助言メンバー辞める」[2017/06/02 08:35]

 アメリカのトランプ大統領がパリ協定からの離脱を発表した直後、アメリカの電気自動車大手「テスラ」の経営トップが大統領の助言機関のメンバーを辞任すると表明しました。

 テスラモーターズのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は1日、トランプ大統領に経済政策を助言する「戦略政策フォーラム」などのメンバーを辞めるとツイッター上で明らかにしました。トランプ大統領が発表した直後の表明でした。マスクCEOは「気候変動は事実だ。パリ協定の離脱はアメリカ、そして、世界にとって良くない」と訴えています。温暖化対策が後退すれば、電気自動車の売り上げにも影響しかねません。温暖化対策に消極的と受け取られないよう、予告通り辞任したとみられます。一方、テスラの1日の株価は、前日よりわずかに値下がりして取引を終えました。

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