米経済界もこぞって批判 離脱表明の大統領と距離[2017/06/02 15:03]

 アメリカのトランプ大統領がパリ協定からの離脱を発表したことを受け、アメリカの経済界からも批判の声が相次いでいます。

 電気自動車大手「テスラモーターズ」のイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は離脱表明を受けて、トランプ大統領に経済政策を助言する「戦略政策フォーラム」などのメンバーを辞めるとツイッターで明らかにしました。「気候変動は事実だ。パリ協定の離脱はアメリカ、そして、世界にとって良くない」と訴えています。「ウォルト・ディズニー」のロバート・アイガーCEOも同じフォーラムのメンバーを辞任すると表明しました。金融大手「ゴールドマン・サックス」のブランクファインCEOも「地球環境問題とアメリカの指導的立場の後退だ」と厳しく指摘しています。離脱発表を受けて、経済界がトランプ大統領と距離を置く姿勢を強めていることが浮き彫りとなりました。

こちらも読まれています