「メディアに圧力」国連報告書 内容は正確と強調[2017/06/02 23:30]

 日本では「政府がメディアに圧力を掛けている」と指摘する報告書をまとめた国連の特別報告者が、日本政府からの「臆測などに基づいている」という反論に対して「内容は正確だ」と強調しました。

 国連特別報告者、デビッド・ケイ氏:「報告書は、伝聞ではなく事実の調査に基づいている」
 国連人権理事会の特別報告者を務めるケイ氏は、報告書は様々な独自調査などに基づいていて、客観性があると自信を見せました。そのうえで、「ほとんどが不確かな情報や臆測に基づいている」とした日本政府の反論について、事実の解釈が違うためだとの見解を示しました。国連人権高等弁務官事務所が先月30日に公表した日本の表現の自由に関する報告書で、ケイ氏は「政府がメディアに圧力を掛けている」などとして、法律改正などを勧告していました。

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