シリア機撃墜 米軍幹部が「大げさな反応いけない」[2017/06/20 10:48]

 アメリカ軍主導の有志連合がシリア北部でシリア政府軍の戦闘機を撃墜したことを受け、アメリカ軍の制服組トップが「大げさに反応してはいけない」と事態の収拾を図る姿勢を示しました。

 米軍統合参謀本部・ダンフォード議長:「一番いけないことは大げさに反応することだ。衝突を避ける取り組みを回復させるため、外交的、軍事的な話し合いが必要だ」
 統合参謀本部のダンフォード議長は19日に講演会で、シリアの後ろ盾とされるロシアと話し合いを続け、今回の撃墜によって高まる緊張を和らげる姿勢を示しました。また、「シリア政府を支援する軍は過激派組織『イスラム国』を共通の敵と認めている」と話し、「イスラム国」掃討を共通の目的としてロシアとの衝突を避ける考えを強調しました。

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