「イスラム国」が自らの拠点としていたモスクを爆破[2017/06/22 10:30]

 イラクのモスルで、過激派組織「イスラム国」が国家樹立を宣言した象徴的なモスクを爆破しました。

 イラク軍によりますと、21日、奪還作戦が続くイラク北部モスルで「イスラム国」が自らの拠点としていたヌーリモスクを爆破したということです。ヌーリモスクは2014年に最高指導者のバグダディ容疑者がカリフ制国家の樹立を宣言した場所とされ、「イスラム国」の支配体制を象徴する場所となっていました。一方、「イスラム国」系メディアのアマーク通信は「アメリカ軍が空爆で破壊した」と伝えています。イラク最大の拠点モスルで象徴的な場所を失った「イスラム国」の求心力低下は避けられず、モスル陥落も目前とみられています。

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