日中国交正常化45周年 残留孤児らが北京大学で劇[2017/06/26 05:54]

 日中国交正常化45周年に合わせて中国を訪れている残留孤児たちが北京市内の大学で、終戦直後の混乱を描いた劇を演じました。

 北京大学を訪れた残留孤児やその家族たちは旧日本軍の兵隊や現地の住民などに扮して、自分たちが中国に取り残される原因となった当時の満州の様子を学生たちの前で演じました。親と子どもが離ればなれになる場面などでは、会場からすすり泣く声が多く聞かれました。
 中国残留孤児・高橋カツさん(74):「(劇は)すごく悲しいですね。その時は私も同じ(境遇)で」
 劇を見た大学生:「彼女たちの複雑な気持ちとか見て感じることがあります」
 残留孤児ら約100人は28日まで中国に滞在し、中国の育ての親や政府や国民に感謝を伝えたいとしています。

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