米国務省 人身売買の報告書で中国に最低の評価[2017/06/28 08:02]

 アメリカ国務省が27日、世界各国の人身売買の現状をまとめた報告書を発表し、中国への評価を1段階、下げて最低ランクに位置付けました。

 中国の去年の評価は4段階のうち下から2番目でしたが、今年は北朝鮮やロシアとともに最低ランクとなりました。ティラーソン国務長官は、理由について「北朝鮮から流れ込む強制労働者の問題に対処していない」と述べ、「北朝鮮は労働者が中国で稼いだ金を吸い上げている」と指摘しました。会見にはトランプ大統領の長女で大統領補佐官のイバンカさんも同席し、「人身売買は政権の大きな優先課題だ」としたうえで、トランプ大統領が2月に人身売買の取り締まりを強化する大統領令に署名したことに言及し、父親の実績を強調しました。

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