「米国と対等に交渉するため」北朝鮮の発表に専門家[2017/07/04 19:14]

 北朝鮮は特別重大報道で「ICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験に初めて成功した」と発表しました。今回の北朝鮮の発表を専門家は「対等な立場でアメリカと交渉するため」と分析しています。

 南山大学・平岩俊司教授:「G20が来週、開催されるので、その前のタイミングでICBM(大陸間弾道ミサイル)の実験を行い、成功したとアピールすることによって、国際社会に対して自分たちの核・ミサイルに対する決意を示すと同時に、放棄する気は一切ないという姿勢を示すということになると思う。それに対して、今後、アメリカがどういう対応をするのか、北朝鮮側はアメリカの対応を見ているだろうし、国際社会も、今後のアメリカの姿勢を注視することになるのだろう。北朝鮮の立場からすれば、アメリカに対して打撃力を持たないうちは、アメリカは自分たちを対等な形で相手にしないだろうと。ICBM実験によって核・ミサイル能力を示し、アメリカは対等な立場で応じせざる得ないだろうという読みがあると思う」

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