「弾頭の大気圏突入成功」と北 米韓もミサイル演習[2017/07/05 10:31]

 北朝鮮メディアは4日のICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射について「核が搭載可能な弾頭の再突入実験に成功し、アメリカとの対決が最終ラインに入った」と報じました。

 5日付の労働新聞は、金正恩委員長がミサイルの発射命令書にサインする写真などを大きく掲載して「火星14」の発射に成功したと伝えました。今回の発射実験では、新たに製造した弾頭部分の耐熱性や安定性など、大気圏に再突入する際のすべての技術を最終確認したとしています。金委員長は「ICBMまで保有したことで、我が国の総合的国力と戦略的地位は新たな高みに立った」ことに満足したということです。また、アメリカに対しては「独立記念日に我々から受けた贈り物を不快に思うであろうが、今後も大小の贈り物を頻繁に贈ろう」と威嚇しました。一方、韓国国防省によりますと、アメリカ軍と韓国軍は合同で午前7時、北朝鮮の指導部への攻撃を想定した弾道ミサイル発射訓練を行いました。韓国国防省はいつでも反撃できる態勢で「北朝鮮が核やミサイルで安全を脅かすなら、北朝鮮の指導部は破滅に至る」と警告しました。

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