“極秘会談”批判に、トランプ大統領が妙な言い訳[2017/07/21 10:30]

 アメリカのトランプ大統領が先のG20でロシアのプーチン大統領と極秘に会談したのは、安倍総理夫人の昭恵さんが英語を話せなかったためだと主張しました。

 トランプ大統領はドイツで開かれたG20の夕食会で、プーチン大統領と極秘で1時間ほど会談したことを公表しなかったとしてメディアから批判され、ホワイトハウスは報道後に会談の事実を認めました。19日付のニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで会談について聞かれたトランプ大統領は、夕食会で隣に座った昭恵夫人が英語を話せないため、ロシア側の通訳が同席していたプーチン大統領と会話をしたと主張しました。
 トランプ大統領:「安倍総理夫人は素晴らしい女性だが、英語を話せない」「(Q.何も?全く話せないのか?)彼女は『ハロー』とすら言わなかった。夕食会は1時間45分もあって、とても大変だった」
 この発言に対し、アメリカメディアは昭恵夫人の英語でのスピーチをホームページに掲載したうえで、彼女の英語は流暢(りゅうちょう)で、大統領の主張は嘘だと報じています。また、別のメディアは「昭恵夫人はトランプ大統領と話すのが嫌で何もしゃべらなかったのではないか」と指摘しています。

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