ダリの遺体掘り起こす “娘”との親子鑑定へ[2017/07/22 05:55]

 スペインの画家、サルバドール・ダリの遺体が墓から掘り起こされました。

 1989年に亡くなったシュールレアリスムの巨匠・ダリには血のつながった子どもはいないとされてきましたが、占い師のピラル・アベルさん(61)は、ダリと妻ではない女性の間に生まれた娘だと主張しています。裁判所は血縁関係を確認するためダリの遺体を掘り起こすよう命じ、20日夜、美術館に埋葬された遺体からDNAが回収されました。鑑定には数週間かかる予定で、アベルさんが娘と認められれば、ダリの莫大(ばくだい)な遺産の一部を相続することになります。作業に立ち会った人は地元メディアに対し、ダリのトレードマークの口ひげが「10時10分の位置のままだった」と驚きを持って伝えています。

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