ドゥテルテ氏「戒厳令は反乱抑え込む最速の方法」[2017/07/25 07:02]

 フィリピンのドゥテルテ大統領は去年の就任以来、2回目の施政方針演説を行い、イスラム武装勢力との戦闘が続くミンダナオ島の戒厳令について「反乱を抑え込む最速の方法だ」と説明しました。

 ドゥテルテ大統領は24日に下院議会で演説を行い、容疑者の超法規的な殺害も辞さない麻薬撲滅戦争について今後も継続していく姿勢を示しました。一方、過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓う武装組織との戦闘が続くミンダナオ島などで出されている戒厳令について、「反乱を抑え込むための最速の方法だ」と述べ、正当性を主張しました。演説を終えた後、ドゥテルテ大統領は自身の政策に反対するデモ隊の前に姿を現し、要求を直接、訴えるよう呼び掛ける一幕もありました。警察によりますと、デモには約1万人の市民が参加したということです。

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