深夜の発射強行 正恩氏「米に警告、奇襲能力誇示」[2017/07/29 11:45]

 北朝鮮が28日夜に発射した弾道ミサイルについて、北朝鮮メディアは29日午前、金正恩委員長が立ち会って「ICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験に成功した」と報じました。

 日本政府によりますと、弾道ミサイルは28日午後11時42分ごろ、北朝鮮中部の舞坪里(ムピョンリ)付近から発射され、過去最長となる約45分間飛んで、北海道の西側、日本のEEZ(排他的経済水域)内に落下したということです。高度は3500キロに達したということです。アメリカ政府はICBMと断定しました。
 一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は29日午前、「ICBM『火星14』の2回目の試射に成功した」と報じました。金正恩委員長が視察し、「我々がICBMの試射を行ったのはアメリカに重大な警告を送るためだ」と述べたということです。また、「ICBMの信頼性が再度、実証され、任意の地域、場所から任意の時間に奇襲発射できる能力が誇示された」とし、「アメリカ本土全域が射程内にあることが実証された」と伝えています。

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