正恩氏を制裁対象に 提案だけでも圧力 米など検討[2017/07/31 11:46]

 国連安全保障理事会による北朝鮮への追加制裁について、アメリカなどが金正恩委員長を対象にすることを検討していることが分かりました。

 外交筋によりますと、新たな安保理制裁決議の取りまとめに向け、アメリカを中心に資産凍結など制裁の対象として金委員長や側近を加える案が浮上しています。トップを制裁対象に名指しすることで国際的な圧力強化に向けた「象徴的な意味合いがある」としていて、提案するだけでもプレッシャーになり得ると分析しています。
 ペンス米副大統領:「中国はもっと動くべきだ。中国は北朝鮮政府の決定に影響を与えることができる」
 一方、アメリカのペンス副大統領は、北朝鮮の挑発行為をやめさせるよう中国に求めました。さらに、ペンス副大統領は「戦略的忍耐の時代は終わった。すべてのオプションがテーブルにある」と述べ、軍事的措置も排除しない姿勢を強調しました。

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