トランプ氏が中国にも怒りか 北朝鮮ミサイル発射(2017/07/31 17:08)

 弾道ミサイルの発射を受け、トランプ大統領の不満は中国に向かいました。アメリカの主要閣僚らが批判のトーンを強めるなか、実力行使の一手はあるのでしょうか。

 (山下達也記者報告)
 (Q.今回の北朝鮮のミサイル発射に対してストレートに伝わってくるのはアメリカの怒りだが、現地では実際はどうなのか?)
 トランプ政権にとって二重の意味で大打撃です。まず、このミサイルが端のアラスカではなく、アメリカ本土の東海岸も射程に入りそうだということです。そしてもう一つ、中国が本気では協力してくれないとトランプ大統領が気付いたということにあります。トランプ大統領は安倍総理大臣との電話会談で、「ミサイルはアメリカへの直接の脅威」と認めました。そして、中国については、これまで習近平主席を持ち上げてきましたが、中国は北朝鮮の崩壊を恐れて本気で圧力を掛けないということはワシントンの外交筋でも常識でした。トランプ大統領は今更ながら気付いたのか、習主席にだまされたというような冷ややかな指摘も出ています。
 (Q.アメリカの今後について、どんな動きを見せるのか?)
 軍事行動については、報復で韓国や日本が相当被害を受けます。そして、韓国にいるアメリカ人の避難勧告もまだ出ていません。そのため、相当難しいです。そして今、考えられているのが北朝鮮そのものではなくて、北朝鮮と取引のある中国の企業に制裁を掛けるというもので、二次的制裁と言います。しかし、中国政府はすでに猛反発していて、もし中国企業に制裁を掛ければ、中国側が協力しなくなる、協力しなくなる口実を与えてしまうことになるので、事態はより悪化するとみられます。そして、トランプ大統領は今、国内では例えばオバマケア見直しの法案も全く成立せず、ホワイトハウスのなかでは側近の首をいくつか切りました。内紛が起きています。全く良いところがありません。そのため国内で行き詰って、対北朝鮮で思い切った急な軍事行動なども指示するのではないかという懸念も実はアメリカの国防総省のなかにもあり、トランプ大統領ですから一寸先は分からないといえます。

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