河野、野田両氏に注目 一方で「支持率回復は困難」[2017/08/04 10:59]

 3日に行われた内閣改造について、欧米のメディアは、河野太郎氏や野田聖子氏が閣僚に抜擢(ばってき)されたことに注目しています。

 アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」の電子版は、安倍内閣の改造人事について「スキャンダルなどで下落した支持率を挽回(ばんかい)しようとしている」と伝えました。そのうえで、「安倍内閣は経済問題などに集中し、憲法改正の議論からは距離を置くだろう」と分析しています。また、「ウォール・ストリート・ジャーナル」の電子版は、外務大臣に抜擢された河野氏に注目し、「国会議員として珍しく英語が堪能で、過去には政府の原発政策などを批判してきた人物だ」と紹介しています。ロイター通信は、総務大臣に就任した野田氏について「将来の総理大臣候補」などと紹介する一方で、「安倍内閣の重要閣僚の顔触れはそのままで、支持率の回復は難しいだろう」と分析しています。一方、アメリカ国務省は「日本との強固な関係は変わらない」と強調しました。
 ナウアート報道官:「皆さんも分かっているように、日本との強固な関係は変わらない」
 国務省のナウアート報道官は「誰がアメリカとともに働くことになっても楽しみにしている」として、北朝鮮問題などの課題に取り組む際に緊密に連携する姿勢を強調しました。

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