安保理で北朝鮮制裁決議案採決へ 中国、ほぼ了承[2017/08/04 11:17]

 ICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射した北朝鮮への対応を巡り、国連の安全保障理事会が近く、北朝鮮への追加制裁を盛り込んだ決議案を採決する方針であることが分かりました。

 安保理は北朝鮮の2度にわたるICBMの発射を受けて、アメリカと中国が中心となり、新たな決議に向けた調整を進めてきました。安保理外交筋によりますと、アメリカが作成した決議案について、中国側がおおむね了承したということです。決議案の詳細は分かっていませんが、北朝鮮への追加制裁を盛り込んでいて、最終的な文言を協議をしているとみられています。複数の外交筋によりますと、数日以内に採決される見通しだということです。一方、ロシアのネベンジャ国連大使は「アメリカと中国が合意しても、安保理全体で合意したわけではない」と牽制(けんせい)していて、決議案の行方は中国がロシアを説得できるかどうかにかかっています。

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