北朝鮮“追加制裁” 国連安保理で中ロ含め全会一致[2017/08/06 06:24]

 国連の安全保障理事会は、ICBM(大陸間弾道ミサイル)を相次いで発射した北朝鮮に対する追加の制裁決議を全会一致で採択しました。国連本部前から報告です。

 (西尾哲也記者報告)
 最後まで制裁強化に慎重だったロシアが賛成に回ったことで、安保理としての結束を強くアピールできた形となりました。
 ヘイリー米国連大使:「この決議は、北朝鮮にとって過去最大の経済制裁だ」
 決議では、北朝鮮の年間輸出額の3分の1を占める石炭や鉄、海産物などの輸出を全面的に禁止したほか、海外で働く北朝鮮労働者の新規受け入れを初めて禁止しました。いずれも北朝鮮とっては重要な外貨獲得手段である一方、中国やロシアが最も大きく関わる分野だけに、全会一致で採択できるかは直前まで予断を許さない状況でした。今後は、制裁の抜け道をどこまで防げるかが課題となります。

こちらも読まれています