冷戦期のシェルターに再び注目 NYで“核攻撃”懸念[2017/08/16 11:50]

 北朝鮮のミサイルがアメリカ本土まで届く可能性が指摘されるなか、アメリカでは冷戦時代に造られた核シェルターの老朽化が指摘されるなど、安全対策に関心が高まっています。

 ニューヨークでは冷戦時代に集合住宅や商業ビルの地下など、1万7000以上の施設に核シェルターが設置されました。そのほとんどで老朽化が進んでいて、現在では倉庫として使用されてしまっているものもあります。
 米コロンビア大学国立災害準備センター、ジェフ・シュレゲルミルチ副所長:「事実上、使えるシェルターは存在しない。核攻撃への懸念は明らかに高まっている」
 ニューヨーク市民:「人々が殺到するなかで、どうやってマンハッタンから逃げ出せば良いか分からないわ」「(核攻撃からは)逃げられないよ。どうやって逃れることができるんだい?」
 こうしたなか、高級家具やプール、射撃場なども備えた「豪華シェルター」の需要が高まっていて、売り上げが去年と比べて8倍に伸びた業者もあるということです。

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