在ロシア米大使館 ビザ発給業務を一時停止へ[2017/08/22 09:38]

 ロシア政府が国内で働くアメリカ政府職員の大幅削減を要求したことを受けて、モスクワのアメリカ大使館はビザの発給業務を一時、停止すると発表しました。

 モスクワのアメリカ大使館は21日、ビジネスや観光などでアメリカを訪れる際に必要となるビザについて、ロシア全土で発給業務を23日から今月末まで停止すると発表しました。来月の業務再開後は、これまで地方都市の領事館でも可能だったビザ申請をモスクワの大使館以外では当面できないようにする方針です。ロシア国民はアメリカへの渡航に際して原則、ビザが必要となるため、ビジネス分野などで大きな影響が予想されています。プーチン大統領はアメリカ議会の対ロシア制裁法案への対抗措置として、ロシア国内で働くアメリカ政府職員を755人、削減するよう要求しています。

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