韓国空軍が爆撃訓練 「グアム計画に準じた発射」[2017/08/29 11:48]

 ミサイルの発射を受け、韓国軍は早速、爆撃訓練に踏み切りました。ソウルから報告です。

 (西村香織記者報告)
 韓国は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の指示で、戦闘機から爆弾8発を投下する訓練を行うなど即座に強い対抗措置を取りました。韓国軍はこの訓練について、「北朝鮮の指導部を狙ったもの」と説明しています。韓国国防省は29日午前の会見で、北朝鮮がすでに明かしていたグアムへの弾道ミサイル発射計画に触れ、「それに準じた射程距離で発射を強行したのは深刻な挑戦だ」として強く糾弾しました。北朝鮮はこの計画をいつでも実施できると誇示する狙いがあったとみられます。韓国政府は声明を出し、「韓国はアメリカとの固い同盟に基づいて強く対応していく」と強調し、米韓の外相同士、そして、制服組トップ同士が相次いで電話会談。宋永武(ソン・ヨンム)国防相も29日からアメリカを訪れ、マティス国防長官と会談します。韓国で行われている米韓合同軍事演習は31日まで続きます。北朝鮮はこの演習に強く反発していて、26日には短距離弾道ミサイルを発射しました。ミサイル発射や核実験などさらなる挑発の可能性もあり、韓国軍は警戒を続けています。

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