「イスラム国」から旧市街奪還 市全体の6割強制圧[2017/09/02 18:22]

 過激派組織「イスラム国」が首都と称するシリア北部のラッカで奪還作戦を進めるシリア民主軍はラッカの旧市街を奪還し、市全体の6割余りを制圧しました。

 ロイター通信などによりますと、アメリカ軍の支援を受けるクルド人主体の「シリア民主軍」の報道官は1日、「ラッカ旧市街を制圧し、これまでにラッカ全体の65%を制圧した」と述べました。ラッカ奪還作戦は市内へ進攻した6月に本格化し、7月に旧市街への突入を開始していました。シリア民主軍は今後、「イスラム国」が支配する市内中心部の制圧に向け攻勢を強めるものとみられます。ただ市内中心部には依然として市民2万5000人が取り残されていて、完全制圧にはなお時間がかかるとみられています。

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