爆発の威力は過去最大か 北朝鮮で緑の山が黄土色に[2017/09/06 10:30]

 今月3日に北朝鮮が行った核実験で、実験場の周辺では爆発の衝撃による大規模な地すべりが起きていたことが分かりました。

 アメリカの北朝鮮研究チーム「38ノース」は5日、北朝鮮北東部の豊渓里(プンゲリ)の実験場周辺の衛星画像を公開しました。実験前の1日と実験後の4日に撮影された画像を比べると、実験前は木が生えていたとみられる緑色の部分が、実験後は特に谷筋にあたるところで黄土色に変化した部分が増えていて、地面があらわになっている様子がうかがえます。研究チームは、これらの地表の変化は「地すべりによるものだ」と分析しています。これまでの5回の核実験よりも地すべりの数が多く、規模も大きいとして、今回の爆発の威力が過去最大だったという見方を示しています。

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