石油禁輸は回避…“北の国連制裁”鍵握るはロシア?(2017/09/11 21:02)

 北朝鮮に対する制裁決議が国連の安保理で採決される見通しです。中国も制裁に本腰を入れ始めたといわれているなか、注目されるのはロシア。こうしたなか、北朝鮮を訪問していたアントニオ猪木参院議員が帰国し、北朝鮮が「最終目標まで核開発を続ける」と話したことを明かしました。

 11日午後、北京経由で羽田空港に到着したアントニオ猪木参院議員。平壌で外交問題を統括する李洙ヨン(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長とも会談したことを明かしました。今回の訪問の成果について、事前に訪朝を伝えていた関係者に説明するつもりだとも語りました。9日、69回目の建国記念日を迎えた北朝鮮。平壌市内では金日成主席と金正日総書記の銅像に献花する市民の姿。祝賀ムードに包まれるなか、北朝鮮の労働新聞は9日、一面で建国記念日に際し、ロシアのプーチン大統領から祝電が届いたことを伝えています。ロシアのプーチン大統領は祝電を送った一方で、「中国は2年連続で祝電を送っていないとみられる」と韓国の中央日報は報じています。さらに10日、北朝鮮メディアが報じたのは水爆実験の成功を祝う公演。金正恩委員長が李雪主(リ・ソルジュ)夫人と一緒に笑顔で拍手をする様子も紹介しました。この公演で披露されたスライド写真のなかには、爆弾らしき物体の側面に「水素弾」の文字。また、金委員長が核開発に携わった科学者を評価したことも伝えています。こうした動きに対して日本も含め、これまでにない緊張感に包まれる国際社会。11日、国連の安全保障理事会では、北朝鮮に対する新たな制裁決議の採決が予定されています。北朝鮮の外務省は11日朝、採択を目指すアメリカの動きを非難する声明を発表。軍事行動の選択もちらつかせました。制裁決議の最終案では、石油精製品の輸出を年間で200万バレルに制限することを明記したうえで、天然ガスなどの輸出を禁止しています。しかし、アメリカが提案していた石油の全面的な禁輸や金委員長の資産凍結・渡航禁止措置は見送られました。しかし、制裁決議が採択されるかどうかは拒否権を持つ中国、ロシア次第。国際社会が足並みをそろえ、北朝鮮包囲網をより厳しいものにできるのか、中国、ロシアの動きに注目が集まっています。

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