異例の“スピード採択” 米中ロどんな駆け引きが?(2017/09/12 17:03)

 国連の安全保障理事会で、北朝鮮に対する追加制裁決議が全会一致で採択されました。アメリカと制裁に慎重だった中国・ロシアとの間で今回、全会一致で決議がまとまった背景には、水面下で一体どのようなの交渉があったのでしょうか。ニューヨークから報告です。

 (新谷時子記者報告)
 今回の制裁決議の採択は、様々な意味で異例尽くしだったといえます。通常、国連では制裁決議にあたって各国と慎重に根回しを重ねたうえで、採決ぎりぎりで案が各国に配られます。しかし、今回、アメリカはそれをせずに6日に、北朝鮮の金正恩委員長も制裁対象に含めたまさに「最強」の決議案を各国に配布してきたんです。ある外交筋によりますと、アメリカは「反対するならしろ」という強気の姿勢を崩さずに、8日の段階では、中国とロシアはまだ決議案の反対に回っていたといいます。しかし、アメリカはその日の夜に、11日に採決する意向を改めて安保理各国に通知し、週末にかけて具体的な妥協の探り合いが続いたようです。日本の政府関係者は、「相当程度のものが取れた。特に石油に手を付けられたのは大きい」と成果を評価しています。また、2カ月連続で北朝鮮への制裁決議を決めたのも今回が初めてで、それだけ北朝鮮に対する脅威が増してきたともいえます。

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