北朝鮮は「ならず者政権」 NYでトランプ外交宣言へ[2017/09/19 11:48]

 アメリカのトランプ大統領は日本時間の19日夜、初めて国連総会で一般討論演説を行います。北朝鮮問題を最重要課題に挙げ、これまで以上に厳しく非難することが分かりました。

 (山下達也記者報告)
 トランプ大統領は18日に本部に到着した時には我々の取材に対し、北朝鮮に対して踏み込んだ発言をすると予告しました。
 トランプ大統領:「素晴らしい1週間になるだろう。楽しみにしている。北朝鮮への私の考えは知っているだろう。どうなるかはいずれ分かる」
 トランプ大統領は19日の一般討論演説では、理想を掲げたオバマ前大統領とは真逆のトランプ外交を押し通します。まず、アメリカファーストを主張し、他国には負担増を要求、現実や国益に基づくトランプ外交を進めると宣言します。国際社会を脅かす「ならず者政権」として北朝鮮を挙げ、これまで以上に厳しい言葉を使って非難するとしています。そのうえで、すべての国に脅威に立ち向かうよう協力を求めます。中国やロシアの協力が不十分だと名指しで批判するかも焦点となります。トランプ大統領はさらに、アメリカでは久しく行われていない軍事パレードの実施を検討していると明らかにしました。国際社会の晴れ舞台で気分が高揚感している感じも醸し出しています。

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