“北”外相「太平洋上で水爆実験になるのでは…」[2017/09/22 11:46]

 国連総会に出席するため、ニューヨークを訪れている北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は、金正恩委員長が言及した「超強硬な対応措置」について、太平洋上で水素爆弾の実験を行う可能性に言及しました。国連前から報告です。

 (西尾哲也記者報告)
 北朝鮮の李外相は国連本部のすぐ目の前にあるホテルに滞在していますが、歩いて帰ってくると、待ち受けていた日本のメディアを自ら手招きして取材に応じました。
 北朝鮮・李容浩外相:「水爆実験を太平洋上で行うということになるのではないか」
 李外相は22日に国連で一般討論演説に臨む予定でしたが、日程が延期になったという情報も入っています。この取材の直前には、国連で北朝鮮の核問題を協議する安保理の閣僚級会合が開かれ、日本やアメリカが制裁決議の確実な履行を各国に呼び掛けるとともに、さらなる圧力の強化を主張しました。傍聴席では、北朝鮮の外交官が各国の発言のメモを取る姿もありました。この外交官は会合後、ANNの取材に対し、「トランプ大統領の演説はアメリカ国民にとって非常に危険な結果を招く」と語りました。今回の国連総会は北朝鮮包囲網を着実に狭めましたが、一方で孤立化する北朝鮮の反発も一層、強まっています。

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