軍はロヒンギャ支援強調 一部メディアに居住地公開[2017/09/28 11:53]

 イスラム教徒「ロヒンギャ」の難民問題で、ミャンマー軍などによる掃討作戦が続くラカイン州にANNのカメラが入りました。ミャンマー軍側は人道的な対応を強調しています。

 今回の取材はミャンマー軍がANNなど、一部の海外メディアに許可したものです。上空からは、ミャンマー治安部隊の掃討作戦によって焼かれたとみられるロヒンギャの村が複数、確認できました。一方、45人のヒンドゥー教徒の遺体が見つかったいう場所にも案内され、ミャンマー軍側はロヒンギャの武装勢力による犯行だと説明しました。また、ロヒンギャへの治療活動を行っている軍の医療キャンプも紹介されました。ミャンマー軍にはこうした状況をメディアに公開することで、ロヒンギャに対して人道的な対応を行っていることを強調する狙いがあるとみられます。

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