カタルーニャ州で独立投票 武装警官が投票所を封鎖[2017/10/01 17:36]

 スペインのカタルーニャ自治州では、独立の是非を問う住民投票が始まり、独立を求める市民らと警官隊がぶつかっています。スペイン北東部に位置するカタルーニャは州都がバルセロナで、人口は国の1割余りです。観光地としても有名なサグラダ・ファミリアやサッカーのメッシ選手が在籍する「FCバルセロナ」の本拠地もあります。

 スペインの中央政府は住民投票は憲法違反だとして、投票が始まった日本時間の1日午後4時に合わせて武装した警官隊を投入しました。警官隊がガラスを割って中に入り、投票所を封鎖している所もあります。一方で、市民らが泊まり込んだ一部の投票所などでは封鎖が食い止められ、投票が進んでいます。しかし、混乱が広がり、結果がいつ判明するのか分からない状況です。投票が成立すれば独立派が勝利する公算が大きく、州政府は勝利が確定したら48時間以内に独立を宣言するとしています。

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