「日本映画に影響受けた」ノーベル文学賞イシグロ氏[2017/10/06 11:51]

 5日に発表されたノーベル文学賞。長崎出身でイギリス国籍のカズオ・イシグロさん(62)の受賞が決まりました。イシグロさんは1954年、長崎市生まれ。5歳の時に海洋学者の父親の仕事の都合で一家でイギリスに移住。そして、著書「日の名残り」で、イギリスで最も権威のあるブッカー賞を受けてイシグロの名を世界に広めました。

 カズオ・イシグロさん:「世界中の映画が好きだが、特に日本の1950年代の映画、戦後の映画から、若い時から今に至るまでたくさん影響を受けている。小説を書き始めたころは小津安二郎さんの作品が良いお手本だった」
 イシグロさんはANNの単独インタビューに応じ、日本との関わりなどについて答えました。また、今後については、歌や漫画などの形でも自分のアイデアを発信していきたいと語っています。
 カズオ・イシグロさん:「私はノートに様々なアイデアを書きためている。年を取りすぎてしまう前にアイデアを小説や映画、漫画、歌に変えるという野心がある。形を持ったものにしたい。そのための時間がほしい」

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