若き実妹が党中枢に 人物像は?正恩氏の狙いは?(2017/10/09 17:02)

 10日に朝鮮労働党の創建記念日を控え、緊張が高まっている北朝鮮で動きがあった。若くして政権中枢の幹部に抜擢(ばってき)されたのは、金正恩委員長の実の妹だった。

 8日、平壌は故金正日総書記の就任20周年を祝う記念行事で沸いていた。市民は拍手すら一糸乱れぬ動きを見せる一方で、最高指導者は相変わらずの強気の姿勢を見せていた。7日、金正恩委員長は朝鮮労働党の総会で、アメリカの脅威に対し、核やミサイルの開発をさらに加速させるとしたのだ。Xデーはいつなのか。韓国政府が警戒しているのが2つのイベント。まず1つが10日の朝鮮労働党創建記念日。そして、もう1つが18日に開幕する中国の共産党大会だ。北朝鮮への制裁を強める中国に対し、5年に一度の最高指導部を決める重要な党大会に合わせて新たな挑発行為を行う可能性があるというのだ。そんななか、北朝鮮国内で思わぬ動きがあった。朝鮮労働党の総会で新たな人事が発表されたのだが、重厚な面々が並ぶなか1人だけ若い女性が。金委員長の実の妹の金与正(キム・ヨジョン)氏だ。アメリカの財務省によると、28歳とされる与正氏が今回、政治局候補委員、つまり幹部に抜擢されたのだ。いったい、与正氏とはどんな人物なのか。故金正日総書記と妻の高英姫(コ・ヨンヒ)氏の間に生まれた与正氏。韓国や日本のメディアに初めて登場したのは2011年12月の金正日総書記の葬儀の際。この正恩委員長の後ろに立つ女性だ。2014年3月に北朝鮮メディアが初めて実名で報道。最高人民会議代議員選挙で兄に随行し、投票する写真も公開された。これは去年祝賀パレードでのワンシーン。兄に耳打ちする与正氏。子どもからもらった花束を受け取るなど兄のマネジャーのような役割もしているようだ。今回、公式に権力の中枢に就いた与正氏。かつて、父・金正日総書記が「慶喜(ギョンヒ)の言葉は私の言葉だと思え」と周囲に話すほど妹を信頼したように息子の正恩委員長も妹の与正氏を信頼しているということか。だが、専門家は裏を返せばそれほど正恩体制に不安があるということだと指摘する。
 コリア・レポート、辺真一編集長:「斬首作戦ということになると、金委員長を除去するという。警戒すべきは外部より内部の敵と考えれば、周りを身内で固めたいと思うのは当然。例えば父親の金正日総書記も実妹の金慶喜さんをやはり政治局にさせている」
 一方、アメリカトランプ大統領はアメリカ軍の幹部を横に意味深な発言を。
 トランプ大統領:「この集まりが何を意味するか分かるか?嵐の前の静けさかもしれない」
 また、ツイッターでも北朝鮮に対して「1つのことだけがうまくいく」とし、改めて軍事行動も選択肢の一つであることを示唆した。

(C) CABLE NEWS NETWORK 2017

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