分断続くパレスチナ 統一政府樹立に向け会談始まる[2017/10/10 23:46]

 分断状態が続くパレスチナでの統一政府樹立に向け、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織「ハマス」と主流派政党「ファタハ」による会談が始まりました。

 パレスチナ自治区での統一政府樹立に向けたハマスとファタハの会談は、カイロで10日から始まりました。会談は3日間の予定で、統一政府樹立に向けた総選挙の実施や司法制度などについて意見交換を行うものとみられます。パレスチナ自治区では、2006年の選挙で大勝したハマスが翌年に主流派のファタハと衝突してガザ地区を占拠して以来、分断状態が続いていました。こうしたなか、ハマスは先月、声明で実効支配するガザ地区の行政機構を解体する方針を表明し、自治政府との和解に前向きな考えを示していました。

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