英のEU離脱に向けた交渉 分担金巡り協議難航[2017/10/13 02:00]

 イギリスのEU(ヨーロッパ連合)からの離脱に向けた5回目の交渉が行われましたが、イギリスが支払う分担金の問題を巡って協議が難航しています。

 交渉終了後の会見で、EUのバルニエ首席交渉官は「膠着(こうちゃく)状態に陥っている」と述べ、EUが求めるイギリスの分担金、いわゆる「手切れ金」の支払いを巡る協議が進んでいないことを明らかにしました。イギリス側が金額など具体的な方針を提示できていないのが原因だとしています。また、次の段階の貿易に関する交渉に移る見通しは立っておらず、19日からのEU首脳会議での判断も先送りされる見通しです。一方、イギリスのメイ首相は11日の議会で、2019年3月の交渉期限までにEUと合意できないまま離脱する事態も想定して準備を進める意向を示しています。

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