北朝鮮の元“金庫番”「金正恩氏が習主席に激怒」[2017/10/17 17:01]

 北朝鮮の指導者の資金を管理する部門にいた脱北者が金正恩委員長について講演し、中国の習近平国家主席が韓国を訪問したことに金委員長が激怒し、中国との関係の見直しを指示したと証言しました。

 「39号室」元幹部、李正浩(リ・ジョンホ)氏:「習近平国家主席は2014年に韓国を(北朝鮮より)先に訪問した。(そのため、金委員長は)習主席に激怒した。そして、中国に代わる市場として、市場をロシアや東南アジアに転じるように命じた」
 李氏は北朝鮮の経済を担当する労働党の機関「39号室」の元幹部で、2014年に脱北し、現在はアメリカで生活しています。16日にニューヨークで行われた講演で、李氏はアメリカや国連安全保障理事会が科している制裁の影響についても触れて、「北朝鮮は1年から2年の短期間で窮地に陥るだろう」と分析しました。

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