ドゥテルテ大統領 マラウィ市でテロ「解放」宣言[2017/10/18 11:03]

 フィリピンのドゥテルテ大統領は、イスラム武装勢力との戦闘が続いていたミンダナオ島のマラウィ市について「解放した」と宣言しました。

 マラウィ市では5月から、過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓う武装勢力とフィリピン軍の戦闘が続いていました。16日にフィリピン政府は、戦闘を指揮していたイスラム武装勢力「アブサヤフ」や「マウテグループ」の最高幹部らを殺害したと発表しました。武装勢力側が弱体化したことを受け、17日にドゥテルテ大統領はマラウィで演説を行い、「テロリストから解放した」と発表しました。市内では武装勢力の一部が抵抗を続けていて、戦闘は完全には終結していませんが、軍側は近く制圧できるとして楽観的な見方を示しています。これまでの戦闘では、武装勢力側にはマレーシアやインドネシアのほか、イエメンなどの外国人戦闘員が加わっていたとされています。

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