チェコの下院選挙“チェコのトランプ”第1党躍進へ[2017/10/22 07:03]

 チェコの下院議員選挙は21日に投票が締め切られ、「チェコのトランプ」と呼ばれる実業家が率いる政党が第1党を確保する見込みとなりました。

 新興政党「ANO2011」を率いるバビシュ氏は農業関連企業などを手広く経営するチェコ有数の大富豪で、難民問題に否定的な言動も見られることから「チェコのトランプ」とも呼ばれています。現地メディアの出口調査によりますと、「ANO」が今の首相率いる中道左派政党を退けて第1党に躍り出る見通しで、バビシュ氏の首相就任の可能性が高まりました。また、東京出身の実業家、トミオ・オカムラ氏が党首を務めてEU(ヨーロッパ連合)に懐疑的な右派政党も議席数を伸ばしていて、オーストリアに続くヨーロッパでの右派躍進となります。

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