タイの観光名所の寺 修復結果に不満の声が殺到[2017/10/24 23:38]

 タイの観光名所の寺「ワット・アルン」は8月、4年に及ぶ大規模な修復を終えました。しかし、「予想外に白くなって風情がなくなった」と、その修復結果に不満の声が上がっています。

 バンコクを代表する観光名所のワット・アルンは、老朽化を理由に2013年から4年にわたって大規模な修復が行われました。左は2005年に、右は8月に撮影されたものです。見比べてみると、全体的に白くなったように感じます。修復には日本円で約4億2000万円が掛けられ、灰色にくすんだ漆喰(しっくい)を塗り直したり、傷んだタイルを交換したりしたといいます。
 タイ人:「立体感やタイルの飾り方が修復前と違う」「職人の腕が昔の人と比べて落ちているのだと思う。高い技術を持った人に修復してもらいたかった」
 しかし、これらの不満の声に対し、ワット・アルンの僧侶は「汚れや苔(こけ)を取り除いたことで色が白くなった。装飾も以前と同じように仕上がっていて、修復に問題はない」と反論しています。

こちらも読まれています