亡命の北朝鮮元高官「在韓米軍撤退が正恩氏の狙い」[2017/11/02 17:24]

 去年、イギリスにある大使館から韓国に亡命した北朝鮮の元高官が核・ミサイル開発を進める金正恩委員長について、最終的な狙いは「アメリカ軍が韓国から撤退することだ」との認識を示しました。

 駐英北朝鮮大使館元公使、テ・ヨンホ氏:「金正恩委員長は核兵器とアメリカ本土に届くミサイルを手に入れたら、軍事演習の縮小を求める対話をして最終的には米軍を朝鮮半島から撤退させることを求める」
 去年、ロンドンにある北朝鮮大使館から韓国に亡命したテ氏は1日、アメリカの議会の公聴会で金委員長の狙いを証言しました。アメリカ側の対応については「北朝鮮が核・ミサイル開発をやめれば、アメリカは経済的に支援できると伝えるべきだ」との認識を示しました。一方で、「北朝鮮の兵士は、有事の際は上官の命令なしにミサイルの発射ボタンを押すように訓練されている」として、アメリカが攻撃をした場合、北朝鮮の反撃によって韓国の国民に犠牲が出ると懸念を示しました。

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