対北朝鮮めぐり温度差も…トランプ大統領 訪韓[2017/11/07 11:48]

 日本での3日間の滞在を終えたアメリカのトランプ大統領はまもなく韓国に到着し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談を行います。ソウルから報告です。

 (高橋政光記者報告)
 南北軍事境界線からわずか40キロのソウルで、トランプ大統領が北朝鮮に対し、激しい言葉で威嚇するのか、今後の朝鮮半島情勢を占う韓国訪問になります。トランプ大統領は軍事オプションもちらつかせながら、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対して圧力を強める姿勢を崩していません。一方、文大統領は「いかなる場合も武力衝突があってはならない」と対話による平和的解決を訴えています。7日午後の首脳会談や共同記者会見でこの温度差を埋め、足並みをそろえることができるかがポイントになります。そのトランプ大統領を迎える韓国は厳戒態勢です。アメリカの大統領として25年ぶりの国賓ということもあり、ソウル市内は最高レベルの警備で物々しい雰囲気です。韓国大統領府周辺では反トランプデモも予定されています。市民団体は「戦争をあおり、緊張を高めている」と批判しています。8日は韓国の国会での演説も予定されていて、その内容にも注目が集まっています。

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