ロヒンギャ難民問題 ミャンマー帰還に向けて合意[2017/11/24 08:00]

 ミャンマーのイスラム系ロヒンギャがバングラデシュに避難している問題で、ミャンマーとバングラデシュは避難民の帰還に向けて合意したと発表しました。

 ミャンマーのラカイン州では、8月にイスラム系少数派のロヒンギャの武装組織が警察の施設を襲撃したのに対して治安部隊が村を焼くなどの掃討作戦を行い、国連の推計で62万人余りがバングラデシュに逃れたとされています。ミャンマー政府によりますと、23日にミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問とバングラデシュの外相が会談し、バングラデシュに逃れて避難民となっているロヒンギャの速やかな帰還を目指すことで合意しました。しかし、ミャンマー政府は合意の詳細を明らかにしておらず、具体的な帰還作業がどのように行われるかは依然として不透明です。

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