トランプ氏「我々が対処」 ワシントンに届く距離か[2017/11/29 10:31]

 北朝鮮が29日午前3時すぎ、ICBM(大陸間弾道ミサイル)とみられる飛翔(ひしょう)体を発射したことに対し、アメリカのトランプ大統領は「我々が対処する」と発言しています。

 (高羽佑輔記者報告)
 アメリカではトランプ政権が先週、北朝鮮をテロ支援国家に再指定してから、国内では北朝鮮がミサイルを発射するのではないかという見方が強まっていました。トランプ大統領は「これは我々が対処する状況だ」とコメントしましたが、具体的に何をするかは明らかにしていません。同席したマティス国防長官は「世界中を脅かしている」と非難しました。専門家は、今回のミサイルは距離を伸ばすため、軽めの偽の弾頭が搭載されたと分析したうえで、通常の軌道に乗せればワシントンまで届くとみています。また、ティラーソン国務長官は声明で、各国に圧力を掛けるよう促した一方で、「外交的な選択肢は開かれている」と対話の余地を残しました。国連安保理は29日に緊急の会合を開くことを決めました。アメリカが中国やロシアに対して制裁の強化に協力するよう迫るとみられています。

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