イエメン前大統領を殺害 武装組織がロケット攻撃[2017/12/05 15:05]

 内戦が続くイエメンで、イスラム教シーア派の武装組織「フーシ派」がサレハ前大統領を殺害しました。前大統領がフーシ派側から寝返ったことが原因とみられます。

 中東の衛星放送「アルジャジーラ」によりますと、サレハ前大統領は4日、イエメンの首都サヌア南部でフーシ派からのロケット攻撃などを受けて殺害されました。サレハ前大統領の自宅は激しい攻撃にさらされ、逃亡する途中で殺害されたということです。これまでサレハ前大統領はイランを後ろ盾にしたフーシ派と同盟関係にありましたが、今月に入ってサレハ前大統領がサウジアラビアとの協調を表明したことで裏切られた形のフーシ派が報復したものとみられています。

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