米トランプ政権 エルサレムを“首都”と認定へ[2017/12/06 11:46]

 アメリカのトランプ大統領がユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地が集中するエルサレムをイスラエルの首都と認め、アメリカ大使館の移転を発表することが明らかになりました。

 ホワイトハウス高官によりますと、トランプ大統領は日本時間の7日に、エルサレムがイスラエルの首都であると認めることと、テルアビブにあるアメリカ大使館のエルサレムへの移転作業を国務省に指示することを発表します。イスラエルはエルサレムを首都と規定していますが、日本を含め国際的には認められていません。アメリカの歴代政権も「エルサレムの帰属はイスラエルとパレスチナの和平交渉で決める」としてきたため、今回の一方的な決定は大きな方針転換となります。パレスチナやアラブ諸国は激しく反発していて、中東に新たな混乱を招くのは確実です。

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