「米は中東和平の仲介できない」アッバス議長が非難(2017/12/07 11:48)

 アメリカのトランプ大統領はエルサレムをイスラエルの首都と認め、アメリカ大使館を移すと発表しました。パレスチナ側はどう受け止めているのでしょうか。混乱が懸念されているエルサレムから報告です。

 (大平一郎記者報告)
 今のところ、エルサレムでは目立って大きな混乱は起きていませんが、夜が明けてからパレスチナ人による大規模デモやストライキも計画されていて、緊張が高まっています。トランプ大統領の演説を受けて、エルサレムの旧市街の壁一面にはアメリカとイスラエルの国旗がライトアップされました。このライトアップを企画したエルサレムの市長は、「3000年の歴史をみても、今の現実をみてもエルサレムはイスラエルの永遠の首都だ」と興奮した様子で話していました。一方、パレスチナのアッバス議長は、テレビ演説のなかで「アメリカはもはや、中東和平の仲介はできない」と非難しました。また、一般のパレスチナ人にも話を聞いたのですが、意外にもはっきりと怒りを口にする人は少なく、「政治的なことは言えない」という人が多くいました。イスラエル支配のなかで暮らすパレスチナ人の立場は弱く、こういった行き場のない怒りが暴発しかねない危うさがエルサレムを包んでいます。

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