「エルサレムを首都」 国連安保理で米批判相次ぐ[2017/12/09 11:51]

 アメリカのトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定したことを受けて、国連の安全保障理事会の緊急会合が開かれて各国からアメリカに批判が相次ぎました。

 イギリス、ライクロフト国連大使:「エルサレムをイスラエルの首都と認め、大使館を移転させるアメリカの決定に反対する」
 8日に開かれた安保理の緊急会合で、イギリスやフランスなど安保理メンバーの大半が非難や懸念を表明しました。アメリカは「今後も和平プロセスに関与していく」と主張しましたが、国際社会との溝が浮き彫りになりました。デモは中東だけでなく、アメリカ国内にも広がり、ホワイトハウスの前では約200人のイスラム教徒らがトランプ大統領に対して「パレスチナは自由だ」と抗議の声を上げました。ニューヨークでも、パレスチナなどの旗を掲げた人たち1000人規模のデモが行われました。

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